節約・お金の知恵
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車を買わない節約で5年1000万円|それでも今、購入を検討し始めた理由

gorokun
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 車がないと不便。それでも私は、関東に引っ越したタイミングで車を買いませんでした。理由は単純で、車1台の維持費が月5万円を超えると気づいたからです。

 その5万円を投資に回し続けて5年。資産は1000万円を超えました。

 この記事では、車の維持費が年間いくら消えるのかを私の家計の数字で分解します。そのうえで「買わない節約」がどれだけの差になるか、そしていつ買えば家計を壊さないのかという基準まで書きます。

 北海道で9年、仕事では毎日車に乗っていました。だから「車がないと成立しない生活」があることも知っています。

車を持たずに電車通勤する会社員の朝の風景

車を買わない節約で資産1000万円|5年間の投資実績

 関東に引っ越したとき、駅まで自転車で通える場所を選びました。車を買う予算はありました。でも、買わずに済ませて、その分を毎月投資に回すことにしました。

 積立額は月5万円以上。車の維持費に消えるはずだったお金が、そのまま投資信託とETFに変わっていきました。

 5年後、資産は1000万円を超えています。相場の追い風があったのは事実で、私の努力だけの結果ではありません。それでも、車を買っていたら、この金額には届かなかった。

 ここまで書いておいて何ですが、私は今、車の購入を検討しています。転職で生活が変わるからです。

 つまり、これは「車を持つな」という話ではありません。順番の話です。


車の維持費は年間61.5万円|走らせなくても消えるお金の内訳

 「車を買わない節約でいくら浮くのか」を知りたいなら、車両価格ではなく年間コストで見る必要があります。

 私が試算した金額がこちらです。関東で普通車(1,500〜2,000cc)を1台持つ前提で計算しました。

項目年間費用
駐車場代(月1.5万円)18.0万円
任意保険6.0万円
自動車税3.5万円
車検・整備(2年ごとを年換算)8.0万円
ガソリン代6.0万円
合計41.5万円

 まず見るべきは駐車場代の1行です。地域差が一番大きいのがここで、残りの4項目は住む場所が変わってもほとんど動きません。

 月換算で3.4万円。うち27.5万円は、1キロも走らなくても出ていく固定費です。

 駐車場に置いたまま1年放置しても、駐車場代と保険と税金は同じだけかかります。

車両代の目減りが、実は一番大きい

 見落としやすいのが車両本体の値下がりです。

 250万円で買った車を10年乗って、50万円で売れたとします。差額の200万円が消えた分。年に直すと20万円です。

 先ほどの41.5万円に足すと、年間61.5万円。月にすると約5.1万円になります。

 私がこの数字を見て決めたのは、当分買わないという結論でした。家賃をもう一部屋分払うのと変わらない。そう思った瞬間に、判断がついた。

車の年間維持費61.5万円の内訳を示す資料

車を買わない節約で浮いた月5万円は、10年で約770万円になる

 維持費を払わなかった分を、そのまま積み立てるとどうなるか。

積み立て方10年後の金額
銀行に貯金(金利ほぼゼロ)600万円
年5%で運用できた場合約770万円

 差は170万円。同じ5万円でも、置き場所を変えるだけでこれだけ変わります。

 もちろん5%が保証されているわけではありません。私が売らずに続けられたのは、生活費と切り離した余剰資金だったからです。使う予定のないお金は、下がっても放置できる。

 正直に書くと、含み損で気持ちが沈んだ時期はありました。それでも生活が回っていたので、口座を開いて放置しておけた。車のローンを抱えていたら、こうはいかなかったはずです。

 雪だるまが転がり始めるまでには時間がかかります。だからこそ、車の購入を数年後ろにずらす価値があります。

新NISAでのインデックス積立の始め方は、こちらの記事で紹介しています。

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積立の受け皿を先に用意しておく

 車を我慢しても、生活費と同じ口座に置いたままだと消えます。私も最初はそうでした。週末の外食と、ネットでの買い物。月末には残高が元通りになっている。

 だから給料日の翌日に自動で投資へ回す設定にしました。意志の力で貯めようとすると、たいてい失敗します。仕組みで先に抜くのが確実。

 給料日に自動で引かれる設定にすれば、意志の力に頼らず積み上がります。口座開設は無料で、積立の設定まで含めても30分ほどで終わります。

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車を買わない節約が成立しない人|通勤と住む場所で決まる

 条件を無視して「車はいらない」と言うつもりはありません。

 北海道にいた9年間、私は自分の車を持っていませんでした。それでも平日は毎日ハンドルを握っています。仕事です。現場は山の中にあって、バス路線などありません。社用車がなければ調査そのものが成立しない。

 通勤も同じです。職場が郊外にあって電車で通えないなら、車は贅沢品ではなく仕事道具になります。駅から離れた家を選んだ時点でも、判断は変わる。

 分かれ目になるのは、次の3つです。

  • 通勤が公共交通だけで完結するか
  • 駐車場代が月1万円を超えるか
  • 車を使う頻度が週2回を超えるか

 駐車場代が月3,000円の地域なら、年間コストは45万円台まで下がります。そのうえで週4回乗るなら、持つ方が合理的。

 逆に、駐車場代1.5万円で月2回しか乗らないなら、1回あたりの単価は2万円を超えます。タクシーの方が安い計算になる。

 自分の数字を当てはめてから決めてください。「みんな持っているから」で買うと、月5万円の支出が10年続きます。


完全に手放す前に。月4回以下ならカーシェアで足りる

 「車なし生活」を考えると、ゼロか100かで悩みがちです。中間があります。

 私はこの5年、必要なときだけレンタカーとカーシェアを使ってきました。実家への帰省、家具の買い出し、妻との小旅行。年に10回ほどです。

 カーシェアは15分単位で借りられて、1回2〜3時間の買い物利用なら1,500円前後。駅周辺やコインパーキングにステーションがあるサービスなら、思い立った日に予約して乗れます。月4回使っても6,000円。維持費5.1万円との差は歴然。

 分岐点はざっくり月8回。それを超えるなら、所有かカーリースを検討する段階に入ります。

 まずは1か月、「車があったら使ったな」と思った回数をメモしてみてください。想像より少ないはずです。私は初月で3回でした。

 月1〜2回の買い物や旅行で済むなら、所有するより年間50万円以上が手元に残ります。入会だけしておけば、必要な日に予約するだけで乗れます。

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すでに車を持っているなら、まず今の価値を知る

 手放すか迷っている段階なら、査定額を先に出しておくと判断が早くなります。売却額と、これから10年で払う615万円を並べれば、答えは数字で出る。

 車種と年式を入れるだけで概算が出ます。売ると決めていなくても、資産の棚卸しとして一度見ておく価値があります。

 今の車がいくらで売れるか分かると、手放すかどうかの判断が一気に現実的になります。査定は無料で、しつこい交渉をしなくても相場感だけつかめます。

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私が「車を買っていい」と決めた3つの基準

 冒頭に書いたとおり、私は今、購入を検討しています。踏み切る条件は先に決めました。

  • 現金一括で買えること(ローンを組まない)
  • 生活防衛資金6か月分を、購入資金とは別に確保していること
  • 車両価格が年収の半分を超えないこと

 この3つを満たすまでは買わない、と決めています。

 なかでも1つ目が肝です。頭金なしのフルローンや残価設定ローンは、月々の支払いが軽く見える代わりに、総支払額が膨らみます。金利1.9%で250万円を5年ローンにすると、利息だけで12万円ほど。

 資産形成が進んだ今なら、一括で払っても積立を止めずに済みます。5年前に買っていたら、積立を減らすしかなかった。順番を守った結果です。

 買い替えを考えている人なら、今の車の査定額がそのまま頭金の代わりになります。先に相場を知っておくと、ローンを組まずに済むラインが見えてきます。

買う前に、今の固定費を可視化しておく

 車を検討する前に、現状の固定費が家計の何割かを把握しておくと判断が速くなります。 

 私はマネーフォワードで支出を自動集計しています。手取りに対する固定費の割合が見えると、「あと月5万円を足せるか」が感覚ではなく数字で答えられる。

カードや銀行を連携するだけで、車に回せる余剰資金がひと目で分かります。登録した翌月には、判断材料が自動で揃います。

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よくある質問

Q. 地方住まいでも、車を買わない節約はできますか?

 通勤が公共交通で完結するかどうかで決まります。職場まで電車やバスで通えるなら、地方でも成立します。ただし駐車場代が月5,000円を下回る地域では、持たない側のメリットが小さくなります。年間コストを出し直してから判断してください。

Q. カーリースなら維持費が安く済みますか?

 税金や車検代が月額に含まれるため、支出は平準化されます。総額が劇的に安くなるわけではありません。頭金なしで乗れる点が本質で、資産形成の面ではローンに近い性質を持ちます。使用頻度が高く、現金を手元に残したい人向けの選択肢です。

Q. 投資はせず、貯金だけではだめですか?

 貯金でも車の購入資金は貯まります。10年で600万円。ただし雪だるまは転がりません。まず生活防衛資金を現金で確保し、それを超えた分だけ運用に回すのが現実的な順番です。


まとめ:車を買うなら、雪だるまが転がり始めてから

 車を買わない節約の効果は、年間61.5万円。それを10年積み立てれば約770万円に育ちます。

 我慢し続ける必要はありません。資産が先に動き出せば、あとから現金で買える。私はその順番を選びました。

 今日できることは1つです。自分の地域の駐車場相場を調べて、年間コストを出してみてください。5万円という数字が自分ごとになった瞬間に、答えは出ます。

資産が貯まってから車の購入を検討する場面
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管理人(ゴロくん)
管理人(ゴロくん)
技術士×ブロガー
全く貯金ができなかった私が、マイホーム購入をきっかけに家計管理を一念発起。リベ大との出会いから資産形成をスタートし、2021年2月から約5年で資産3000万円以上を築くことができました。資産が増えると同時に心にも余裕が生まれ、技術士としての仕事や暮らしの質も改善。そんな実体験から得た “暮らしとお金の工夫” を発信しています。
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