【実体験】パソコン廃棄はデータ消去が本番。国認定の宅配回収を選んだ理由
使わなくなったパソコンが、部屋の隅に置きっぱなしになっていませんか。捨てたいのに、中のデータが心配で手が止まる。結論から書くと、パソコンの廃棄は「国認定の業者に、データ消去まで含めて任せる」のが一番ラクで安全でした。
この記事では、無料・格安をうたう不用品回収業者に7万円を請求された私の失敗を公開します。あわせて、リネットジャパンで自作PCを処分したときの手順も。
私が実際に処分したのは3年前。その後、データ流出をうかがわせる出来事は一度も起きていません。

パソコンの廃棄は「国認定業者にデータ消去まで任せる」が正解だった
パソコンの処分方法は、大きく3つ。自治体やメーカーの回収に出す、中古で売る、回収業者に引き取ってもらう。
このうち、データの不安を一番小さくできたのが、国認定を受けた宅配回収サービスでした。玄関先で箱を渡すだけで、あとはメールで進捗が届く。データ消去まで頼めば、消去証明書も発行されます。
ただし、ここに至るまでに1回痛い目を見ています。
無料の不用品回収で7万円を請求された話|パソコン処分でも同じ罠
引っ越しの荷造りが終わる直前まで、二人掛けの小さなソファとキッチン台の行き先が決まっていませんでした。
市の粗大ごみに出そうと調べたら、申し込みから回収までにかなりの日数が必要。引っ越し日には間に合わない日程でした。
そこで頼ったのが、ネットで見つけた不用品回収業者です。サイトには「軽トラックに積める分は1〜1.5万円で積み放題」と書いてありました。ソファとキッチン台の2点なら、軽トラに余裕で収まるサイズ。
自宅に来た担当者が出した見積もりは、7万円でした。

| サイトの表示 | 実際の見積もり | |
|---|---|---|
| 車両 | 軽トラック | 2トントラック |
| 金額 | 1〜1.5万円(積み放題) | 7万円 |
| 荷物 | 変わらず2点 | 変わらず2点 |
| 差額の内訳 | — | 車両変更で5.5万円上乗せ |
理由は「2トントラックが必要だから」。積み込み作業は30分ほど、処分場までの往復を足しても、私の感覚では1〜2万円。どう考えても2トン車は要りません。足元を見られたと感じて、その場で断りました。
最終的にはレンタカーを借り、自分で処分場へ持ち込みました。処分費は1,000円以下。ソファの積み下ろしは妻と二人でかなり苦労しましたが、6万円以上の差を思えば納得です。

「無料」の裏側にある商流を確認する
回収して運んで処分するには、人件費もガソリン代も処分場の費用もかかります。無料や格安が成り立つには、必ず別の収入源があるはず。
そこを説明できる会社かどうかが、分かれ目でした。
説明がないまま「まずは無料で」と入り口を広げる業者は、作業当日に金額が跳ね上がる余地を残しています。時間に余裕があるなら、自治体の粗大ごみ回収が最も安いのは間違いありません。私の失敗は、余裕を持って動かなかったこと。
そして、作業前に総額の見積もりを紙かメールでもらうこと。この2つだけでも、7万円の請求は防げました。
ここまではソファの話です。断ってしまえば、失うのは時間だけでした。パソコンは違います。渡してしまえば、中身がどこへ流れたか、こちらからは二度と確認できません。
パソコンの廃棄がこわいのは、データ消去が終わらないから
ネットバンキングのログイン情報、家族の写真、仕事で扱ったファイル。ゴミ箱を空にしただけでは、専用ソフトで読み出せる形でディスクに残り続けます。
やっかいなのは、中身がHDDかSSDかで消え方も壊し方も変わる点。同じ「初期化」を押しても、残り方が同じとは限りません。
Macは「このMacを消去」を実行すると、暗号化キーごと破棄される仕組みになっていて、比較的安心して手放せました。一方でWindows機は、メーカーや購入年によってリカバリの手順がばらばら。私自身、自作PCのときは「本当に消えたのか」を最後まで確信できませんでした。
個人情報が第三者に渡れば、被害額は7万円では済みません。だからこそ、渡す相手を選ぶ必要があります。
国認定の宅配回収(リネットジャパン)が選ばれる理由
リネットジャパンは「小型家電リサイクル法」の認定事業者です。環境省と経済産業省が認定し、認定番号は第24号。自治体とも連携して回収・リサイクルを行っています。
無料で回収できる理由も公式サイトに明記されています。パソコンや小型家電から金・銅・レアメタルを取り出し、再資源化する。その収益があるから、回収そのものを無料にできる。
先ほどの「商流を確認する」に、きちんと答えているわけです。全国から宅配便で回収している認定事業者は、私が調べた時点ではここだけでした。
無料になる範囲もはっきりしています。3辺の合計が140cm以内・重量20kg以内の段ボール1箱が対象で、パソコン本体が1台でも入っていれば回収料金はゼロ。押し入れのデジカメも古いスマホも、同じ箱に詰めてしまえます。
逆に、パソコンを含まない箱や2箱目からは有料(1,760円)になります。段ボールは自分で用意する方式なので、スーパーでもらった箱で問題ありません。
パソコンを1台入れておけば、あとは箱に詰め放題。玄関先で宅配便のドライバーに渡せば、その日のうちに手が離れます。
【無料】箱に詰めて渡すだけ。国認定のパソコン宅配回収を今すぐ確認する
パソコン処分の前に「売れるか」を1分で確認する
フリマアプリで型番を検索してみてください。判断は1分で付きます。
境目は「発売から7年以内」と「電源が入るか」の2つ。この2つを満たすMacBookやiMacは、部品取り需要もあって数万円で取引されることがあります。売る前提でいい機種。

一方、電源が入らない機種と、10年落ちの自作PCやデスクトップは、出品しても問い合わせが来ませんでした。ここは早めに見切って、宅配回収へ回すほうが早い。
| ステップ | 質問 | YESなら | NOなら |
|---|---|---|---|
| 1 | 発売から7年以内か? | ステップ2へ | 宅配回収へ |
| 2 | 電源が入るか? | フリマアプリで出品 | 宅配回収へ |
売る場合、出品前のデータ消去は完全に自己責任です。少しでも不安が残るなら、売却益より安全を取ってください。
メーカー回収(PCリサイクルマーク)という手もありますが、申し込んでから送付キットが届くのを待つ工程が挟まります。私はここで面倒になって、結局5年以上放置しました。
【体験談】自作PCを国認定の宅配回収で処分するまでの流れ
処分したのは、ツクモのパーツで組んだ自作デスクトップ。買ったのは2012年ごろで、ケースは幅20×奥行40×高さ40cmほどの大きさでした。
ひと回り大きい段ボールに入れて、3辺の合計はおよそ115cm。規定の140cmには余裕で収まりました。
Macに乗り換えてからは電源すら入れていないのに、引っ越しのたびに運んでいた1台です。「置いておくだけで部屋を圧迫している」と気づき、ようやく調べて出てきたのがリネットジャパンでした。
実際の手順は5ステップだけ。
- 公式サイトから回収を申し込み、回収日を指定する
- 申込後に案内されるデータ消去ソフトで、ディスクを消去する
- 段ボールに詰める(緩衝材は不要)
- 指定日に宅配便が自宅へ集荷に来る
- 到着メールと処理完了メールを受け取る
私は保存していた個人情報が少なかったので、消去は自分で実施しました。無料で用意されている消去ソフトを使い、実行後は放置。それなりに時間はかかりましたが、寝る前に走らせて朝に確認するだけで終わりました。
箱詰めも拍子抜けするほど簡単です。廃棄が目的なので、プチプチも新聞紙も要りません。そのまま段ボールに入れて封をするだけ。
助かったのはメールの丁寧さでした。回収品が到着した時点で1通、処理が完了した時点でもう1通。宅配便で送った荷物がどうなったか分からない不安が、ここで消えます。
処分から3年経ちましたが、身に覚えのない請求や不正ログインの通知は一度もありません。

ドライブの物理破壊も試したが、素人の手には余った
ソフトで消したあと、念のためドライブそのものを壊そうとしました。結果は、途中で断念。
まず音が想像以上に大きい。金属を叩く音が部屋に響きます。力もかなり要ります。数回叩いたところで破片が飛び、目を守る装備なしでやる作業ではないと気づきました。
一番の問題は、壊せたかどうかを自分で判断できないことです。外側がへこんでも、中の記録部分が無事なら意味がない。悪意を持って復元しようとする相手なら、あの状態からでも読み出せてしまう気がしました。
確実に壊すなら、専用の破壊機か、それなりの工具と時間が必要。手間を考えると、消去まで任せてしまうほうが結局は安く済みます。

データ消去は自分でやるか、安全消去に任せるか
境目は、そのパソコンが自分ひとりのものだったかどうかです。
仕事で使った端末、顧客情報や取引先の資料が入っていた1台は、迷わず任せる。会社の備品なら、証明書がそのまま経理や情報管理担当への説明材料になります。おまかせ安全消去サービスは1台3,000円前後で、作業後に消去証明書が発行されます。
写真と年賀状の住所録くらいしか入っていない個人のPCなら、申込者に無料配布されるソフトで足りました。私自身がそちらです。
3,000円を高いと見るか、7万円の請求より安いと見るか。私は後者だと考えています。
自分で消した記録は手元に残りませんが、消去証明書があれば「確かに消えた」と紙で示せます。仕事のパソコンを手放すなら、この差は小さくありません。
よくある質問
Q. 電源が入らない壊れたパソコンでも回収してもらえますか?
故障品も古い機種も回収対象です。ハードディスクを抜いた状態の本体でも受け付けてもらえます。ただし起動しないパソコンのデータ消去を依頼する場合は、対応可否が状態によって変わります。申し込みフォームの備考欄で先に確認しておくと安心です。
Q. 会社のパソコンを処分するときも使えますか?
法人向けの窓口が別に用意されています。台数が多い場合や、消去証明書を部署単位でまとめて欲しい場合は、そちらから相談したほうが早い。個人向けの申し込みで処理すると、書類の宛名が個人名になる点に注意してください。
Q. 申し込んでからどのくらいで回収に来ますか?
年中無休で、最短だと翌日の回収も指定できます。引っ越し直前で粗大ごみの日程が間に合わないときも、宅配便のスケジュールに乗せられるのが強みでした。回収日はマイページから変更できます。
まとめ:無料の裏側を確認して、データ消去まで任せる
無料や格安には、必ず理由があります。その理由を説明できる会社なら任せていい。説明がないまま入り口だけを広げる業者は、当日に7万円を出してきます。
パソコンの場合、その判断ミスはお金では取り返せません。だからこそ、国が認定した事業者にデータ消去まで含めて渡すのが、私にとって一番ラクな正解でした。
やることは単純です。段ボールを1つ用意して、3辺の合計が140cmを超えないか測る。それだけで準備は終わります。
5年間も部屋の隅に置いていた私が言うので間違いありません。時間がかかるのは、決めるところだけでした。

